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Title | BEING IS DOING |
Skit | 在るということは為すということ。 あるものは 在るために潜み、在るために狙い、在るために争い、在るために食べる。 あるものは 在るために伸び、在るために広げ、在るために吸い、在るために浴びる。 在るために為し、為すことで在り、 在ればこそ為し、為すが故に在る。 |
Size | W910×H450mm |
Material | 油性ペン、木板(白塗り) |
Duration | 2013/09 - 2013/10 |
Reflect | 「森の夜 〜Your Story〜」を意識して描いた作品です。 そちらもこちらも、同じ森に足を運び景色を目に焼き付けて描写したものです。 とりあえず描きたかったのは「森」「水面」そして「獲物を狙うカメレオン」です。 地理的にはタンザニアなど中央アフリカをイメージした描写風景です。 左手前の、この手の木はどうも癖になっているみたいで、気付けば描いてしまっています・・・。 ガジュマル系の木ですが、葉の形状は敢えて変えて、オリジナルの植物としています。 カメレオンはジャクソンカメレオンという3本角が特徴的な種を参考にしていますが、実物より顔の比重大きくし骨格も変え、活動的な恐竜のイメージに仕上げました。 実際にはカメレオンが尻尾を枝に巻き付けぶら下がったり、水中の魚を狙うということは無いと思います。 画像だとわかり辛いかもしれませんが、左上に巣を張ったクモ、右下に辺りの様子を窺ったカエル、右中央に水に口を突っ込んだ水鳥がいます。 2匹の蝶は、完成間際になって間が持たないと感じ急遽付け加えたものですが、特に舞っている方の蝶は小さいながらも一番目に付きやすく、案外この作品全体のバランスを担うキーポイントになっている気がします。 制作において苦心した点は、水面に映る像と、遠近感です。 水面の反射は、単純に上下逆さに描けば良いというものではなく、角度(見下ろす位置にあるものが見上げる像になる)や前後・上下関係による位置関係など、 見え方は実際の鏡を用いて確認したりもしましたが、頭の中で三次元を造り上げ、二次元に描き起こすというかなり難しい作業でした。 ・・・と、言うほどの描写量でもありませんが。 ちなみに木の影になり水面が反射していない左下部分は、魚など水中の様子を描いています。 遠近感は、「森の夜 〜Your Story〜」では上手くいっていたので、それに溺れたと言いますか・・・ 手前の木の得に複雑になる部分を背景の森に重ねてしまったのが敗因です。 油性ペンでタッチの抑揚を付けられなかったことというのもありますね。 ちなみに、水面の「空白」部分が多いのは私の作品としては凄く珍しいことですが、言ってしまえば仕上げるまでの時間が足りなかったのが一番の理由です。 |
Note | 2013/11 出生地(実家)の町内作品展出展 |
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