Title 命の架橋かけはし
Skit 崩れ落ちそうになっても、お互いの存在が支えになる。
繋がることで強くなれる。
取り戻せないものもあるけれど、前を向いていたいと思う。
Size F20号(W727×H606mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2020/10 - 2020/11
Reflect 日蘭芸術家交流展というオランダで開催される企画展の出展用に描いた作品です。
世界的に大打撃を受けたコロナショックの中でこそ芸術の価値を見出そうというテーマから考案しました。

災害によって倒れかけた2本の木が、お互い寄りかかる形になったことで持ち堪え、九死に一生を得た様子を描写しております。
周りに倒れた木々があったほうが災害を表すのに説得力があるとも考えましたが、悲惨さを描写するよりもあくまでもこの2本の木の生命力に注視してもらいたいという意図でこのような構図になりました。

オランダの画家であるレンブラントの光と影を捉えるという技法を真似て描いたつもりで、モチーフの形状の輪郭を描いてから陰影を付けるではなく、まず陰影になる部分を押さえてから明るい色を乗せていくという描き方をしてみました。
いつも通りに描くよりも苦心しましたが、逆に「自分が描いたものに疑いを持つ」という気持ちが働いたことで客観視できるようになり、試行錯誤しながら進めたことで最終的には概ね理想通りに仕上げることができました。
レンブラントの風景画を意識したので全体的に暗い画面になりましたが、暗い中でこそ光を感じることができるという逆説的な効果により、よりテーマに合うものになったかと感じております。
Note 2021/07 日蘭芸術家交流展(オランダ)出展予定