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Title | STUMPOOL |
Skit | 朽ちて尚、栄華の礎となる勇姿。 転生し繋がれる命の美は有終ゆえか悠久ゆえか。 溢れる命の源に魂の深さを知る。 |
Size | S15号(W652×H652mm) |
Material | 油彩、木パネル |
Duration | 2020/04 |
Reflect | 「ダ・ヴィンチとの邂逅」という企画展の出展用に描いた作品です。 タイトルのSTUMPOOLは英語のstump(切り株)とpool(水溜まり)を合わせた造語で、「きになるき」の派生として着想しました。 命絶えても次に生まれくる後世の礎としての役目を迎えるということをテーマにしておりますが、命の重さというよりも命の美しさを表現したいと思い、敢えてタイトルは軽快なものとしました。 この企画展ですが、フランスのクロ・リュセ城というレオナルド・ダ・ヴィンチが最後の3年間を過ごしたお城での展示がされる予定です。 そこで、フランスの画家クロード・モネにインスピレーションを受け、睡蓮としだれ柳をモチーフに起用しました。 水は命の源として普遍的なものですが、睡蓮は水生植物なのでテーマにうまく合致したのです。 一方、風景画は画面の上方がどうしても手薄になってしまいがちなのですが、しだれ柳は上から下への流れを自然に作ることができ、 その結果、睡蓮の中央から四隅にかけてバランス良く、過不足の無い構図にできたかと自負しております。 色使いや技法については今までと異なるやり方を試みて、水や空気の透明感を出すために溶き油で薄めた彩色を重ねるという方法で進めました。 睡蓮を引き立てるために雑多に色々なものを描かないように努めましたが、睡蓮をもう少し大きく描いたほうが良かったように思われます。 とはいえ、今までの作風や技法とは異なるも、ほぼほぼ思い描いた形にまで持ってこられたかと考えております。 |
Note | 2020/10 ダ・ヴィンチとの邂逅(フランス クロ・リュセ城)出展 月刊誌 美術の窓 No.452(2021/05)掲載 2021/06 個展「超自然散策」出展 |
Number | YOUNG STUMPOOL OLD STUMPOOL |