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Title Endless Tree
Skit この枝葉が限りなく健やかに伸び続けていくように、私たち人間もいつまでも平和に暮らしていけたらいい。
時には折れたり、散ったりすることだってあるだろう。
それでも倒れず、また新たな枝葉を伸ばしていけたらいい。
Size F15号(W652×H530mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル、油性ペン(文字入れ)
Duration 2020/12 - 2021/01, 2021/04 - 2021/05, 2022/09
Reflect 樹限無」の類似作品で、そちらはとある出展の期限に間に合わそうなので本作から途中で切り替えた作品です。
描き始めた当初は予定していなかったのですが本作は第29回国際平和美術展(第28回)に出展することになり、後付けではありますがテーマを平和に絡めました。

樹限無」はアクリル絵具のみで仕上げましたが、本作は油性ボールペンで下書きをしてからアクリル絵具で着彩したことで同じサイズですが制作時間は約3倍、200時間程かかったかと思います。
葉を延々と何千枚と描く気の遠くなるような作業で、重なりや遠近感を描写するのもとても難儀で、描きながら常に後悔していましたが、なんとか仕上げられてよかったです。
完成度に申し分はないのですが、一方で画面の密度のせいか仕上がりからはあまりその労力が見えず、かけた時間に相当する画面力を作り出せなかった感があります。

右図のように左下と右上の対角線で画面を切った場合、左上は枝葉だけ、木の幹根や2羽の鶴とあらゆる要素が右下側に詰まってアンバランスになってしまったので、額装した際に左上に「WE WILL PROSPER FOREVER LIKE THIS ENDLESS TREE」(この無限樹のように我々も永遠に繁栄するだろう)とアクリル板へ文字入れを施しました。
この文字は「Sign Painter」というフォントを使用しています。

※2022年9月、個展に出展する際にアクリル板への文字入れを枝葉の描写に変更しました。
Note 第29回国際平和美術展出展(2021/07 東京都、2021/09 アメリカ合衆国・ニューヨーク)