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Title | |
Skit | 私たちの人生には限りがあるけれど、遡ればそれは果てしなく長い長い樹立の上に成り立っている。 枝を伸ばしながら幾多もの葉が散りゆき、それを何百回何千回と繰り返し、ようやく今芽吹いた葉が私たちである。 そう思えば1枚の葉とて、決してちっぽけなんかじゃない。 この人生を大事に生きよう。 これからも限りなくこの枝葉が伸びてゆくために。 |
Size | F15号(W530×H652mm) |
Material | アクリル絵具、木パネル |
Duration | 2021/01, 2021/06, 2021/12 |
Reflect | 命が限りなく続く「寿限無」にかけて、枝葉が限りなく伸びてゆく様を描きました。 長寿を象徴する縁起物である鶴と亀も配置しましたが、あくまでもメインは樹木だという構図になっています。 「Mother Tree」と同時進行で制作したのですが、ともに樹木から生命の在り方を捉えて表現したもので関連作品と言えます。 油性ボールペンで描き始めたのですが時間がかかり過ぎて期限に間に合いそうもなかったため、新たに1からアクリルで描いたのが本作です。 頓挫したほうは2021年5月に「Endless Tree」と題を改めてリリースしました。 描き直したはいいもののいつもの悪い癖が出て、イメージしていたよりも遥かに細かくなってしまい、これまた相当な時間を費やすこととなりました。 それが結果として仕上がりに良い影響を与えていればいいのですが、その奮闘ぶりは見えたとしてもごちゃごちゃした印象になってしまいました。 葉の大きさや明暗を使い分けて奥行き感を出そうと試みたもののそれもうまくゆかず、一方で鶴だけは立体的で合成したかのような違和感があります。 絵を描くのは難しいと改めて思い知らされた作品となりましたが、更に成長するための課題が見つかるというのは嬉しくもあります。 ちなみに本作と同音で「樹気無」という作品もありますが、関連性はありません。 |
Note | 2021/06 個展「超自然散策」出展 |