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Title One Tree Jungle
Skit 一本の木に幾多のドラマあり
一人の人間に幾多のドラマあり

姿形、仲間や居場所等々、素性を変えながら生涯を送り
やがて次の生命の礎となってゆく
Size F50号(W910×H1167mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2022/03 - 2022/04
Reflect これまでに手掛けてきた作品の技法やコンセプト、表現方法のあらゆる要素を注ぎ込むつもりで制作した作品です。
全体的な構造は「To Be Is To Do」に近いですが、木から水が溢れ出る「STUMPOOL」「樹洞滝」、複数の木から一本の木が成る「Mother Tree」、コンセプトは「思い出の木」と重なる部分があります。
これまでの成功体験を踏まえて、「こうすれば上手くいくだろう」と慢心しながら制作していたとも言えます。
よく言えば良いところ取りですが、悪く言えば新しいことは何もしていませんし、これまでの作品が踏み台となり価値を下げてしまうような気もしています。
持ち得るスキルを全て発揮できたと思いますし、概ねイメージ通りに仕上がりはしたのですが、
一方で仕上がってみて感じたのは、様々な要素を詰め込みすぎたことでそれぞれの要素が薄れてしまい、1枚の絵としてのインパクトも薄れてしまうということでした。

制作時間はペン画170時間、着彩35時間、制作中はミリ単位で気になることがあって、完成に近付けば近付くほど本当の完成から遠ざかっていくような感覚がありました。
恐らくここからいくら時間を費やしても見た目は10〜20%程度しか変わらないと思うのですが、完成と思えるまで仕上げなければならないという強迫観念があります。
制作期間の1ヶ月半、何をしていてもこの作品のことが頭から離れずにいて、1つの作品にここまで向き合ったのは初めてだと言えます。
だからこそ今はこの作品を客観的に見定めることができていません。
時間(期間)をかけて、これから完成と思えるところまで持っていければと思っています。
Note