個展「Nature Fiction」

2024 10/19〜10/27



<新作> 個展用に描き下ろした作品

Title 極楽鳥花
Skit 蕾はやがて花となり、そして散る運命。
散るならばせめて派手に飛び立とう、新天地を目指して。
Size P0号(W140×H180mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2024/09 - 2024/10
Title 麓鳴ろくめい
Skit 悲痛の叫びはやまびことなって響き渡った。
聞こえていたはず、だけど気に留められることはなかった。
その声の意味を知るのは、きっと我が身に降りかかってからなのだろう。
Size F3号(W273×H220mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2024/09 - 2024/10
Title 森を見て木を見ず
Skit 木を見て森を見ず・・・一に囚われ全が疎かになる本末転倒。
しかし一の見過ごしが全の崩壊を招くトリガーにはなることもある。
Size P3号(W273×H190mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2024/09 - 2024/10
Title 空蓮くうれん
Skit 高く。もっと高く。高さに限界はない。あるのは己の限界。
目指すのは何か。限界に達した時に何を得るか、それを知ることが目的かもしれない。
Size M4号(W190×H333mm)
Material 油彩、アクリル絵具、木パネル
Duration 2024/08 - 2024/09
Title 龍木・渓りゅうぼく たに
Skit 時の流れは流動たる水を流し、水の流れは不動たる岩木をも流す。
そのうねり、その渦中で万物は流転する。
それは劣化や衰退ではなく、成熟であると思いたい。
Size F6号(W410×H318mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2024/07 - 2024/10
Note 原作:龍木
Title 天球滝(No.2)
Skit 人生は流れる滝のよう、思い通りにまっすぐ進むだけではない。
急降下したり、曲がったり、障壁にぶち当たったり。
最終的に行き着く先は同じかもしれないけど、その紆余曲折を楽しめたら人生万歳だ。
Size P6号(W273×H410mm)
Material 油彩、木パネル
Duration 2024/06 - 2024/09
Note 原作:天球滝
Title Happy Egg(No.3)
Skit 何もないところから、こんなふうに殻を割るように幸せなことが生まれてきたらいいな。
Size SM号(W227×H158mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2024/09
Note No.1, No.2
Title 存在理由
Skit 生きなければ。生きなければ。
守るべきものがある。
まだ、生きなければ。
Size SM号(W158×H227mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2024/09
Title Free As A Bird
Skit 地面に足を固められているより、自由に空を駆け巡る鳥になりたい。
空には空の不自由があるのだろうか・・・そんなことは後で考えればいい。
まずは飛び立ってみよう。
Size SM号(W227×H158mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2024/10
Note The Beatles「Free As A Bird」より
Title 四神・時空一体(No.2)
Skit ここに立ったまま、一日が回る。一年が巡る。
ここに立ったまま、東西南北を見渡す。
自分自身はさほど変われていないのに、見るもの感じるものは容赦無く過ぎ去ってゆく。
Size S3号(W273×H273mm)
Material アクリル絵具、油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2024/10
Note 原作:四神・時空一体
額装
Title Roots Bowlるつぼ
Skit 水や木々は生命の根源にして生命のるつぼ。
生きとし生けるものが糧とし、拠り所とする。
Size F50号(W910×H1167mm)
Material 油性ボールペン、ジェッソ、木パネル
Duration 2024/02 - 2024/08

<オーダー> 本展会期中にオーダーいただいた非展示作品。

制作次第こちらに掲載、5点予定。

<旧作> 本展でも展示の既存作品

約2年ぶり、3回目の個展となります。
タイトルの「Nature Fiction」は小説や映画等のジャンルである「SF(Science Fiction)」からきています。
非現実的な自然を描くという基本的なスタイルはこれまでと同様に、時間の経過や刹那の機微をより叙情的に感じられる作品を追い求め、制作に取り組みました。
その風景は物語の途中かもしれませんし、クライマックスもしくはエピローグかもしれません。様々な想像を巡らせてご覧いただけたら幸いです。